乳歯や生えたての大人の歯(永久歯)の虫歯は、通常の永久歯の治療とは異なった特別な配慮と治療方法が必要です。特に乳歯の虫歯はきちんと治療しないと永久歯に悪影響を及ぼす事があります。 ご両親へ 虫歯は細菌によって起こる感染症(人から人へ移る病気)です。
お子様の歯が最初に生える前、または生えたてのときに、ご両親のお口の中の環境を良好に(虫歯菌を少なく)しておくことも大事です。
そのためには、虫歯の治療と歯ブラシでは落としきれない歯の表面の歯垢、歯石(虫歯菌や歯周病菌とタンパク質の膜)をきれいにしておくことが重要です。
当院では小さなお子様もご両親の治療と一緒に治療が出来ます。
お気軽にご来院下さい。
また、土曜日・日曜日も診療していますので、ご主人様がお子様を見ている間にお母様の治療ができます。
虫歯は原因菌(強弱及び活動性)、食生活(主に砂糖摂取)、歯の質(強弱)という3要素が絡み合って起こる病気です。
虫歯の予防法には次のようなものがあります。 1、ブラッシング(歯みがき) : 原因菌の減少、清掃
2、食生活改善(砂糖摂取制限) : 原因菌のエネルギー源を断つ
3、フッ素の使用 : 歯質の強化
以上の予防法が完全に行われれば、虫歯の発生率は低くなることは既に証明されています。
しかし、ほとんどが自己管理に任せているので、完全に行われているとは言えません。
当院で今行っている予防管理システムは、世界的において驚異的な虫歯の減少をもたらした方法です。
現在、大勢の方々が定期的に予防管理システムを行っています。
虫歯になっていない歯 : フッ素塗布し、歯質を強化させる
虫歯にかかりやすい可能性のある歯(例えば奥の歯の溝が深いものなど) : シーラント(予防充填:歯は削らない)
※歯の溝を埋め、細菌が入り込みやすい、デコボコを埋めます。
食事指導(甘味制限など)を含めた口腔衛生指導、フッ素入り歯磨材使用の確認
家庭でのフッ素洗口(毎日法)による歯質の強化、フッ素入りの歯磨材使用の確認
以上のようなことを定期健診(3ケ月毎)の度に行います。
理想的には虫歯のできていないなるべく低年齢(1歳ぐらい)から開始するのが望ましいのです。
ただ、残念ながら虫歯が出来てから歯医者を訪れると言う、現在の日本の状況では、治療に訪れた機会にこのような形でしかお知らせする方法がありません。
もし、このような予防法を積極的に取り入れようと思われる方は、詳しい内容をお話致しますので、お気軽にお尋ね下さい。